或る日、担当の刑事さんが、お金を取り返すのは民事でやらないと、と、仰ったのには、驚いた、と言うか、参った。
別な形の民事で、散々、遅らされた挙げ句の第1回目に、「自分たちが悪かった。ついては和解をお願いしたい。しかし、要求されている金額を払うお金がない…」
弁護士同士、及び裁判所や関係金融機関、皆が、和解を望んだと云う。
重病で面会謝絶の病床にあった私は、何故、そんな形で、和解をしなければならないか、と思っていた。
和解する事に納得させられて、和解し、告訴を取り下げたその日に、更に、所謂、やくざの手口で、瞬時に、最後の事業であったビルを、傷ものにされた。
犯罪を犯した相手が、お金が無いと云う、ならばビルを売却して、お金をねん出するしかない、それしか和解の方法が無かった、と言う時に。
売却の、ばの字も出来ない、傷ものにされてしまった。
そんな無念の中で、上記の所轄警察を訪れた時に、刑事さんが言った言葉が、「お金を取り返すのは民事訴訟するしかない…」