ブレグジット後のEU再編と独仏枢軸の動きを分析。
マクロン政権によるEU財政統合・EU軍構想など、欧州統合の新局面を考察する。
なにかにつけ悲観的なフランス人がそう言うくらいだから、うまくいきそうにも思えます(笑)。
2018-01-10。
以下は前章の続きである。
独仏枢軸の萌芽。
トランプはグローバリズム、すなち「国境を越えて人・モノ・カネが自由に動くのはいいことだ」、という考え方を嫌っていますが、EUはそのグローバリズムの実験場の様相を呈してきました。
もっとも、そのEUですら、結局は地域的なまとまりの話であって、ヨーロッパを超えた、地球全体でグローバリズムの考えが浸透している、というわけではない。
むしろその考え方は、経済格差の問題や移民・難民問題などで壁にぶつかっています。
ブレキジットでEUからイギリスが抜けましたが、その後、EUを、核になる国々とその周辺国の連合という、二重構造にする動きが出てきています。
具体的には、独仏枢軸を中心にEUを立て直すという動きです。
独仏はどうもブレキジットについて、EUの団結強化にはかえっていいことだ、と前向きにとらえはじめているようです。
フランスのマクロン大統領がドイツとの協力強化に熱心で、EUの財政統合、難民問題の解決、あるいはEU軍の創設、などを進めてEUを立て直そうと呼びかけている。
フランス人の友人に、本当にできるのかと聞いたら、自分たちはオプティミスティック(楽観的)だと言っていました。
なにかにつけ悲観的なフランス人がそう言うくらいだから、うまくいきそうにも思えます(笑)。
この稿続く。