TTOCJapan’s blog

日本の近現代史・政治・経済・文化・芸術を縦横に論じ、時に音楽や写真、国際問題も交えて綴る、知的で批評性に富んだ長寿ブログ。

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

突然、ヨーコ・オノを想った。

所用で事務所に寄った帰り道、ふと思った。今の日本に3,500万円のお金を掛けて、国やマスコミの過ちを糾す、そんな人間は一人も居ないのかな、と。 もし、そういう面でも僕が1億2千万人の、ただ一人だとしたら、寂しいな、これは全く良い事じゃないな、と。 …

私たちの国のジャーナリズムについて。

この国では、おかしな事に、僕の様な無名の人間が、大金を払ってでも提言したいと思っても、 新聞社は、そのような、無名の人間に依る意見広告は掲載してくれないのですね。 例えば平成2年、4月の事、当時、定期的に僕の話を聞きに来ていた日経新聞大阪支局…

所謂、市場関係者の意見なぞは聞く必要もない。

日本を、とことんナメているに等しい外資…だから、25年間、空売りを掛け続けて来たのですから。 元々、残念ながら、私たちの国で最も優秀な人たちではない市場関係者は、25年間、これを是正する何の意見も、 改革も為さずに来たのですから。 数百兆円が掠め…

東証の実態と朝日新聞(マスコミ)の報道。

7月27日、朝日朝刊…東証、昼休み廃止?取引時間延長へ…という新聞記事を読んで、 僕は確信しました。 各新聞社の経済部記者で資本主義の根幹である株式市場について知っている人間は1人も居ないであろう事。他の部署と同様に、記者クラブに詰めて、言わば官…

21世紀の国富論。

「文明のターンテーブル」 「21世紀の資本主義」…米国に屹立する世界最大の株式市場、株式時価総額大国となって、金融大国、産業大国、技術大国の三本柱を完成し、後、170年、米国に屹立(補完)する超経済大国として栄え、世界をリードし、今は貧しい国に、…

「21世紀の資本主義」を作ることこそ日本の役割。

20世紀は、長い事…1,900年間と言っても過言ではない…抑圧されて来た女性が、終に…能力的には男と全く変わらない…肉体構造上、走るスピードや力仕事では男に劣ると言うだけで…全く同じ人間であるという当然の自由と権利を掴んで始まった世紀。中盤は、あの忌…

僕は平成4年8月に大合唱をした者達を閻魔大王が見逃さない事を願う。

前々回の「日本は今すぐ金融大国に成れるのです」で、500兆円は、日本を大きくしてくれた米国に対する利息だとしましょう、等とと書いた訳ですが…。先ほど、知人と話をしていた時に、怒髪天を衝くほどの怒りを覚えました。 僕や僕が社会に出てからの一生の親…

民主党と自民党が、無理やり与党、野党と言っている事に何の意味が有るか?

IMFから来年中に消費税を15%に、などと勧告されている今、民主党と自民党が、無理やり、与党、野党等と格好をつけて居る暇はないと思う。元々、殆ど違いはないのだし。これをマスコミが大政翼賛会等と言うのは、全くの、お門違い。この20年、彼らがやっ…

日本は、今すぐ米国に並ぶ金融大国に成れるのです。

アメリカは政府の中にアメリカ最高の知性を取り込む国です。特に金融と国防に(この事は次回に)アメリカは、かつては、覇権国家として、世界最大の、金融大国、産業大国、技術大国。三本柱の見本の様な国でした。既述したように、覇権国家として、貧しい国…

金融とは、銀行や証券会社の事ではなく、国家戦略の事である。

僕が言う金融とは銀行や証券会社の事ではない。国家戦略としての金融、国益としての金融立国、覇権国家として米国と屹立、或いは補完する意味での経済に於いての覇権国家として、20数年前、順番が廻って来た国として、世界が、後170年、より安定して栄えるた…

この国のマスコミが正義感の大合唱をやっている時は危ない、非常に危険なのだ。間違っているのだ

真実の人生には終わりがなく、真実の本にも終わりがない(J.M.G.ル.クレジオ)夕刻からずーっと、20年前に、政治の世界にも居た1人の本物のエリートが脳裏に浮かんで来ていた。東大法学部を優秀な成績で卒業して大蔵省に入ると言う事は、常に、国の事、国の…

ツイッター。

僕が初めてブログの形で、こうなれば、歩きながら書くしかないと決心したのは、 これまで時には1年に2日しか休まず…形容すれば馬車馬のように働いて…様々な形で170億円超の納税を為し、今でも、大阪市に毎年1,000万円超の固定資産税を払っているのに、これ…

市場原理主義(市場は100%正しい)は大間違い。

今日、円は86円の円高まで行きました。市場関係者のコメントは「これは需給ではない。日本政府の弱さを見越した円高だ…普通なら口先介入も考えられる水準だが、今の政府には、それすらも出来ないだろうと見込んでの…」 市場とは、需給(市場は100%正しい)…

芸術家の存在理由という事について。

先年、世界中のプリマから大変な尊敬を受けていると言う、モナコ王立バレエ学校の老女性教授が来日した時、朝日系の週刊誌のインタビューに答えて、芸術家の存在意義について語った言葉。「芸術家が大事な存在なのは、隠された、隠れた真実に光をあて、それ…

金融大国に成る事が何故大事か。

産業立国、技術大国だけだと危険だからです。慶大教授だった坂村健氏がマイクロソフトのwindowsより優れていたと誰もが認める概念を発見、開発し日本の小・中学校のPC教育に採用決定していた時、…TRON(トロン)とは、今から25年以上も前に、未来の…

エリートの役割は峻厳なもの。

終業後、所用で地下鉄に乗り阪神百貨店へ。前述したように日本最大級のターミナル商業地である梅田は、何時ものように大変な人だった。皆、終業の開放感のせいであろう屈託のない顔をして歩いている。僕は一体、何の為に、こんな事を書いてるのだろう?梅田…

マスコミをガラガラポンして、くじ引きで6大地方に強制分散すべき時は、とうに来ているはずです。

前述した若い知人が電話を掛けて来て「あの後に、日本の企業の管理職以上の人間の英語力が全然駄目、それを指摘していたのですが…」 ならば、尚の事、その大学教授は大馬鹿野郎「あなたは知らないだろうが、私たちの年代の英語教育は読解力と英作文であって…

「財界の爺殺し」ということについて。

トルストイが「戦争と平和」の中で書いていたこと。 「相手の長所をみようとする人間と、相手の欠点をみようとする人間」人間は、この二つに分かれるのだ、と。 僕は或る時期に気が付いた事があるのです。男と女は別な生き物、つまり女は女と言う特殊な生き…

優遇措置は進出企業に与えるべきもの。2年前に書いた文章です。

大阪再生の最後の土地について大阪市が税制上のメリットを出す事に反対する者は居ません。反対する者がいたとしても党利党略で動く人たちだけでしょう。皆、大阪再生を牽引する物は北ヤードしかない、と知り抜いているからです。 構造変化に見舞われた米国の…

下妻が2年前に、突然、第二期分を公園にしたらどうか、と言った時に、届けた文章

大阪から東京に入った時、一定数の人間は「大阪には東京に比して緑が少ない」と言う。当然だろう。東京駅に降り立つ。目の前に広大な緑が見える…然し、其処は誰も入れぬ所であり、この国とAmericaの本質的な違いを指し示している事には気付きもせず。 下妻氏…

日本で超の付く一等地は銀座と梅田、この二つ。

言うまでも無い事ですが、日本に、超の付く一等地は銀座と梅田、この二つしかないのです。大分前、日本中がどん底だった時に、国鉄清算事業団が、この北ヤード地区で最初に売却した鉄道管理局跡地を、三越を競り落として購入し開業したヨドバシカメラ梅田店…

北ヤードと平松、下妻、鬼武。

平松を通して透けて見えるのは、この国のマスコミの有り様…一つの、マスコミ、特にTV論が直ぐに出来る。 イベント好きではしゃぐ事だけで成り立っている様な、正に精神年齢13歳。 一人ひとりの個人が主人公で、王様で、天皇陛下で、大統領で、国家主席であ…

円がリスク回避先に成り、事有るごとに円高になる事については

円がリスク回避先に成り、事有るごとに円高になる事については「文明のターンテーブル」に書いた通りですが、この時に日本株には猛烈な空売りが掛けられ、株価は一体何なんだと言うぐらいに下がる訳です。日本の株式市場は下がるのに2日、元に戻るのに1年…