TTOCJapan’s blog

日本の近現代史・政治・経済・文化・芸術を縦横に論じ、時に音楽や写真、国際問題も交えて綴る、知的で批評性に富んだ長寿ブログ。

今回、名君を聞いた自由回答でも徳川光圀 (水戸藩)、保科とともに、上杉鷹山の名を挙げる人が多かった。

今日の朝日新聞、「be」からである。

前文略

自治権のもと 
独自の文化も

現在出ている「週刊朝日百科新発見!日本の歴史」第7号の特集は、「幕藩体制と『名君』たち」。
表紙は、保科正之(会津藩)、上杉鷹山(米沢藩)、細川重賢(熊本藩)の3人。
今回、名君を聞いた自由回答でも徳川光圀 (水戸藩)、保科とともに、上杉鷹山の名を挙げる人が多かった。

『なせばなる なさねばならぬ何事も ならぬは人のなさぬなりけり』という積極性と実行力がすごい。
(奈良、68歳男性)という意見が代表的だった。

昔、歴史の授業で、徳川政権が260年も続いた理由は、参勤交代システムなどで、藩を巧妙に支配したため、と習った記憶がある。

上田さんはこう見る。
幕府を政府、藩を地方自治体にたとえる言い方があるが、実情は違う。
幕府は藩内のことに口出しをしないし、藩は幕府へ政治にかんする嘆願をしない。
わたしは幕府と藩を今の国連に近いと考えている。常任理事国すべてを合わせた存在が幕府であり、藩は加盟国でしかない。
国力と格に応じた差はあるが、藩は独立国家で領内の政治に独自性を持ち、文化的にも自立していた。
その独自性が、東京を基準とした均一化によって失われつつある気がする。
そろそろ、かつての藩というくくりを再評価してもいい頃ではないだろうか。
(中島鉄郎)