私たちが、此処に、こうして、700年以上ひっそりとしている様に。そうして、今日、貴方に、終に会えた様に。

フェノロサの奇跡から三井寺に向かう途中に。
2012年06月29日
行く事を忘れていた国宝・新羅善神堂に行く事も当日の目的だった。
法明院を出て、大津市役所第二庁舎なる建物の裏に、それらしき道が在ったのだが、きちんとした道標はなかった。
丁度、建物の裏道を歩いて来た御婦人が居たので、尋ねて見れば、「引っ越して来たばかりで、不案内なんです…」
もう、これはヤマカンで行くしかないな、と、裏道を入って行けば、それらしき場所に入った。




おお、これに間違いはない、と、安堵、確信したのだった。
 

普通は、こちら側からは入らないのだろうな。
これほど何気ない入口の国宝も無いだろうな、と思いながら。



新羅善神堂…ウィキペディアから。
新羅善神堂(しんらぜんじんどう、国宝)-三井寺の中心伽藍から北へ500メートルほど離れた場所にある。
三井寺鎮守神である新羅明神を祀る。
「堂」と名が付くが、建築様式的には流造(ながれづくり)の神社本殿である。
現存の建物は貞和3年(1347年)、足利尊氏の寄進によるもの。
新羅明神は、唐に留学した円珍が日本へ帰国する際、船中に現れた神とされ、円珍に伝えられた経法を永遠に守護することを誓った神であるという。
円珍が請来した経典法具を三井寺に保管することになったのも新羅明神の夢告によるとされている。
源頼義が三男の義光をこの神の前で元服させ、義光はそれ以来「新羅三郎」と呼ばれるようになったことはよく知られる。




私と「フェノロサの蝶」の場合は、私の「文明のターンテーブル」を、日本中の老若男女の方々に、出来るだけ早期に、できるだけ多くの方々に、購読して頂くとの私の願いが実現する契機と成った。
とでも後世に記述されれば良いか。(笑)



そう、それで良いでしょう、と、声がした。
きっと、そうなりますよ。
貴方の言葉が真実だから、フェノロサさんが現れたのよ。
日本中の、悪人以外、犬畜生にも劣る様な悪人達や、拝金野郎、高級車を乗り回すだけのゲジゲジ野郎達、
国に対する恩も、貴方の様な人たちに対する恩も、フェノロサさんに対する恩も知らないようゲジゲジ野郎達、以外の、8割の国民
、9600万人の内、活字が読める5,000万人の、0.2%の人たち=10万人の人たちは、貴方が、全くの無名の人であるハンディキャップを乗り越えさせてくれる。
フェノロサさんの思いも、貴方の願いも、きっと通じる。
それが本当の日本だし、その0.2%が、日本の魂なのです。

私たちが、此処に、こうして、700年以上ひっそりとしている様に。
そうして、今日、貴方に、終に会えた様に。

貴方に会う人、…私たちは「日本の魂」と呼びまする。

有無、感無量にござる。


 
 
2012/6/26、国宝・新羅善神堂にて。