小沢一郎の指図といわれるが、海部も最後の仕事は、清華大のシンクタンクの顧問だ。本人も本気の媚中派だった。

以下は、2022/9/1に、「日本人よ!目醒めよう、プーチン習近平金正恩朝日新聞の嘘を見抜く」と題して出版された高山正之の著作からである。
本論文も彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであることを証明している。
日本国民のみならず世界中の人達が必読。
見出し以外の文中強調は私。

「外交文書」公開でわかる日本を貶める外務官僚
谷野作太郎元局長は天皇訪中に動き河野談話も主導した
天皇政治利用を伏せた谷野氏 
外務省が旧臘(きゅうろう)、30年前の外交文書を公開した。
先日、鬼籍に入った海部俊樹が首相だった頃の記録だ。 
各紙は数多(あまた) の公開文書の内、かなりばらばらな題材を選んで紙面化していたが、それが結構、その新聞のカラーを出していて笑えた。 
例えば、産経新聞天安門事件(1989年)に対する海部政権の「あまりにも支那寄り」の対応を指摘していた。 
初耳だったのは海部が欧州各国の首脳に「経済制裁支那民主化につながらない」と説得して歩いたことだ。 
支那民主化などするわけもない。
小沢一郎の指図といわれるが、海部も最後の仕事は、清華大のシンクタンクの顧問だ。
本人も本気の媚中派だった。 
支那人はそういうのを見逃さない。
天安門事件の火消しのために、翌年には呉学謙副首相が天皇訪中を打診してきた。 
ところが、この天皇政治利用を、同席した外務省アジア局長の谷野作太郎が「独断で伏せた」と公開文書にある。 
「今、公表すれば日本人の総スカンを食い、訪中は実現できない」という、もう完全に支那側に立った判断だった。 
かくて国民の知らぬ問に天皇訪中が実現していった。 
支那天皇を政治利用できたことに自信を持ち、媚中派を操って日本に集(たか)り始める。
巨額のODAに加えて日本人の知恵を盗み回り、ひたすら肥大化した。
そして今のグロテスクな習近平政権が生まれた。 
しかし、支那人に感謝の念はない。
天皇をお迎えした首相の李鵬はその2年後に「日本などもう30年もすれば消えてなくなる」と放言した。 
ちなみに、谷野作太郎は次の宮澤喜一内閣で、嘘の塊の「慰安婦強制連行」を史実に仕立てて河野談話の形で発表し、日本人を汚辱に塗れさせた。
この人は絶対いい死に方はしないと思う。
 
この稿続く。