この学者も含め、今の支那人には創造性もその能力もまったくない。ではどうしているかというと、ただ盗む。技術と知恵を盗んで、真似る。

以下は、戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである高山正之が2013/12/10に出版した「高山正之が米国・支那・韓国・朝日を斬る」、テーミス、1000円、からである。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読。
真実を明らかにして私たちに伝えている彼の舌鋒の鋭さには誰もが感嘆するはずである。
論旨の鋭さにおいて彼の最高峰であるといっても過言ではない。
見出し以外の文中強調は私。

日本から「知恵」を盗む支那人&米国人の狡猾
朝日新聞は日本の漢字離れを非難するキャンペーンを張るが
「デモクラシー」に困った人々
「眼」の旁(つくり)「艮」は人と目の会意文字で、人がモノを深く見ることを意味する。
「見る」が表面を見るのに対し「眼」は内面まで見通すことを言う。眼力、眼光などの言葉にその違いが表れている。 
その艮の目の部分を潰すと「民」という字になる。
つまり「民」とは考える目を失った社会的盲人を意味する。
支那の民とはそういう白痴的存在をいった。 
だから欧州からデモクラシーという言葉が入ってきたとき、彼らは困った。
王様でも、郷紳(大地主)でもないものが政治を担うことが端から信じられない。 
意味が分からないまま取りあえず「徳謨克粒西」と書いた。
これでデモクラシーと読ませた。
意味は分からない。
この言葉は日本にも早々に入ってきていた。
彼ら欧米人はさも良きそうにいうけれど、日本人社会はもともとそういう概念で構成されていた。
おまけにお互いの信頼関係が社会の基軸になっていた。 
デモクラシーと彼らがいうシステムには、その相互信頼が欠けていた。
ものごとの決定は数であって、信頼ではない。 
今一つ食い足りないけれど、意味は分かるのでそれに近い「民主主義」という漢字を当てはめた。 
日清戦争の後、多くの支那人が日本に留学していた。
彼らはそこで民主主義という表記にぶつかる。 
最初はびっくりする。
だって民とは目を潰され、モノが見えない愚昧を意味するから、それが主人になる「民主」なんて表記は支那人には絶対に思いつかない。 

支那憲法の75㌫は日本製!
日本人はまたリパブリックを「共和」と訳した。
根拠は周の厲王(れいおう)
暴政を敷いた子はついにはみんなに愛想を尽かされ、王宮を逃げ出した。                           
そのあと、2人の臣が政を預かって国を立て直したが、その際元号を「共和」とした。
それに因んだのだと。 
王でないものが合議で政をする、まさにリパブリックだが、支那人は周の歴史も知らない。
彼らはただ感服して日本製の新しい漢字綴りを抱えて国に戻った。
国の名を日本製の「支那」に改め、日本からの言葉と知識をもとに国造りに励んだ。
因みに今の支那共産党憲法の言語の75㌫が日本製だと宮脇淳子はいう。 
だから世界で新しい概念や発見があると支那人は日本人がそれこどういう漢字を当てるかじっと待つ。
日本製単語が出来上がると、その意味を教わり、その単語を採用する歴史を繰り返してきた。 
ところが、最近、支那人が困っている。 
漢字は審美眼的に汚らしい。
例えば上海の街に出ると周囲は漢字看板のオンパレードだが、これが実に見苦しい。 
で、日本人は目に汚い漢字をやめ、本田技研はHONDAにし、松下はPanasonicに代えた。
パルコみたいに片仮名にするお店も増えた。

なんでも盗んでキャッチアップ 
言葉の上でもわざわざ見苦しい漢字訳にするのをやめ、そのままトラウマとかDNAとか遣い出した。 
つまり待っていても日本から漢訳語はこなくなった。
だからといって支那人目身では漢訳する知恵もない。
で、支那のいいなりの朝日新聞に日本の漢字離れを非難するキャンペーンを張らせた。
同紙に載った支那の文学者、王瑞来の「優れた表記の伝統復活を」という記事もその一つだ。 
彼は「安易な片仮名表記はやめたい」と偉そうに厳命する一方で「珈琲」とか「倶楽部」とか(日本人の創る)漢字語の素晴らしさを褒めちぎって、要は支那人のために漢字を捨てないでと、ふんぞり返って頼んでいる。 
この学者も含め、今の支那人には創造性もその能力もまったくない。
ではどうしているかというと、ただ盗む。
技術と知恵を盗んで、真似る。
一昨年7月に脱線転覆事故を起こした支那新幹線がそのいい例になるか。 
この「技術も知恵もなんでも盗んでキャッチ・アップ」方式も、実は支那がよそから盗んできたものだ。 
盗んだ先は米国だ。
この国は根性も支那以上に悪い。 
米国がフィリピンを残虐な手法で植民地化していたころ、高峰譲吉はアドレナリンの抽出結晶化に成功した。 
それを米医学者J・エーブルが「俺が発見した」といい出した。
彼の手法では抽出は不能、真っ赤な嘘だが、米医学界は彼の嘘を承知で高峰の手柄を盗った。 
そのくせサンフランシスコ・エグザミナー紙は「日本人は白人の知恵を盗む」「物真似猿」と罵り、日本人移民の排撃キャンペーンも始めた。 
米国の日本人の知恵盗みはその後も続く。
終戦後には岩手の農業試験場から多収穫小麦「農林10号」を盗み、それを自分の手柄にしてノーベル賞を取った。 
戦艦大和の造波抵抗止めバルバスバウも盗んで特許を取ってもいる。 
米コーニング社は支那人学者と組んで西澤潤一光ファイバーを盗んだ。
モラルを問かれたコーニング社は、逆に米連邦裁判所の判事と組んで住友の光ファイバーを特許侵害で訴え、莫大な賠償金も取り立てている。

朝日は原発廃止でがなり立て 
先日、オゾンホールでノーベル賞を取ったF・ローランドが死んだが、ほんとにオゾンホールを見つけたのは南極の空を観測し続けた中鉢繁だった。
しかし米国は「オゾンとフロンを問題視したのはロ―ランドが最初」とかいって、ここでもノーベル賞を横取りしている。 
知恵を盗むしか知恵のない米国人の一人、ジェームズ・アワーが先日の産経新聞に「日本よ原発に背を向けてはならぬ」と支那の王瑞来となぜか同じ筆致で偉そうに書いていた。
この問題では朝日新聞が右翼街宣車並みのボリュームで原発廃止をがなり立てる。 
そんなウソに騙されるなとアワーが真顔でいうが、額面通りに読めないのは実は米国は原発のすべての技術を日本に依存しているからだ。
支那の漢字と同じ。 
お願いだから原発から手を引かないでといいたいなら、支那みたいにふんぞり返っていうものじゃあない。                                
(2012年7月号)

2023/11/26 in Kyoto