米国が、渋々、福島第一原発の建設を認めた経緯…GEにした経緯…GEが重要な改善工事をしなかった経緯…建設時の態度と杜撰さ…事故時・後の対応

以下はラフの原稿である。

100%の人間はどこにもいない。
武田邦彦氏は有本・百田両氏が敬意を持っている人物に相応しい見識を持っている。
だが、今回の福島第一原発の事故に関しての彼の言及は正鵠を射ていない。
間違いであると言っても過言ではない。

何故なら、彼の論説には、GEが福島第一原発を設置した時の経緯が全く欠けていたからである。
彼の論説を視聴していた私は、彼が、高山正之の論文や著作を殆ど読んでいないらしい事に少し驚いた。
福島第一原発の事故が何故起きたかについては、高山正之の論文を読まなければ分からないのだから。

そのことを書く前に、私は、武田氏及び日本国民全員に言っておきたい事がある。
日本に存在する建物で原発以上に耐震性を持った建造物は無い。
その事は、米国とGE社の、あらゆる意味での欠陥が真因だった福島第一原発事故を除いて、これまでの大地震で実証されている。
史上最大級の東北大震災時にも、女川原発はビクともしなかっただけではなく、近隣住民の避難所になった。
原発が崩壊する時は、日本列島が崩壊する時であるといっても全く過言ではない。
つまり、大地震時に原発が崩壊するなどという事を考えるのは、幼稚園児以下の頭脳であると言っても全く過言ではない。
私たちは、いい加減に、幼稚園児レベルの、欺瞞、偽善、反日の塊である反原発論を繰り返す事は、即刻、止めなければならない。

日本は地震大国である。
同時に、日本は、米国と並ぶ、或いは、それ以上の、国連のみならず世界各国に、最大級の援助を行い続けている国である。
岸田が首相になってから世界各国にばらまいたお金は共同通信によれば18兆円を超えている。

故・台湾の元総統李登輝は「日本は海外に資金援助をするのは、もうやめて、日本国内のインフラ整備に、お金を投下すべきだ…」と指摘した。
彼の言が正鵠を射ていることは言うまでもない。
地震が起きるたびに、新耐震基準以前の建物が崩壊、多数の死者が生じる事を繰り返しているのだから。

福島第一原発の事故は、もし米国なら、即刻、GEに対して、多額の損害賠償請求が起こされていた事故なのである。
高山正之が指摘したように、あの時行われた米軍の「友達作戦」は、GEの責任をカムフラージュする、
あるいは、その事に対する贖罪意識からだったという側面があった事は正鵠を射ているはずだ。

米国が、渋々、福島第一原発の建設を認めた経緯。
より安全性が高いと評されていたウェスティングハウス(WH)社ではなく、GEにした経緯。
GEが、建設時に、日本に対してとった、傲慢な態度と杜撰さ。及び、事故時・後の対応。
小泉内閣の時に、GEは日本に対してのみ、当時行った重要な改善工事をしなかった。

武田氏の論には、これらの経緯が全く抜けていた。
致命的な欠点があった。

有本・百田両氏は、特定の著名人を重宝する以上に、日本保守党の党員の中に無数にいる、日本の最優秀に位置する人物の発掘を急がなければならない。
来るべき衆議院選挙に備えて、全小選挙区140に140人の候補者、比例区に最低60人の候補者を、日本保守党の党員をメインにして、早急に選定しなければならない。

日本国民全員が必視聴!

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2024/1/14 in Kyoto