「朝日に左翼じゃない記者なんているのか?」

つまりNHKも朝日新聞と同様の構造にあるのだろうと確信させられたのである。
2016年12月20日
敗戦のドサクサに紛れて、在日韓国人などが多数、NHKなどのメディアに入り込んだ事を、高山正之が教えてくれた事は既述のとおり。
昨日のNHKのニュース番組、午後7時、9時、11時を観ていた私は、更に、「こんな朝日新聞に誰がした?(長谷川煕/著 永栄潔/著)」の、或る箇所をまざまざと思った。
つまりNHKも朝日新聞と同様の構造にあるのだろうと確信させられたのである。
まともな日本国営放送なら、翁長の態度や意見を正すのが当然だからだ。
見出し以外の文中強調は私。
「朝日に左翼じゃない記者なんているのか?」
永栄 
冒頭に、「私は荒地にたたずむ思いである」とありました。
2014年8月5日の慰安婦報道の検証特集を読んでの長谷川さんの思いですが、やはり粛然とさせられました。
『自分もそのくらい真摯に受けとめないといけないな、と。 
編集担当役員の釈明文を読み、「負けるにも、負け方の美学があるだろう」と思っていましたが、「吉田(清治)証言報道の重大失態をぼかし、論点をすり替える以外の何物でもない」との長谷川さんの指摘は同感です。
ただ、慰安婦報道を主導した一人である論説委員が『AERA』時代に、「朝日に左翼じゃない記者なんているのか?」と、長谷川さんに聞こえよがしに嫌味を言ったという朝日社内の空気は分かる気もしましたが、戦前・戦後を通じて朝日が共産主義者で満ちているという見立ては、「そうなのかなあ」と思いました。 
夕刊の「素粒子」で腕を振るった河谷史夫氏が「佐伯晋さんが社長になっていたら朝日も変わっていたかもしれない」と話していたという件、その佐伯さんが役員を退いた際、「社会主義陣営に対する忠誠心がなくても編集担当を務められる時代となり、幸いだった」といった趣旨の挨拶をされて場がシラケたなどの話を読むと、何も知らないというのも悪くないなあとつくづく思えました(笑)。
1965年でしたか、アメリカ議会で朝日や毎日のベトナム報道が偏っていると問題になったことがありました。
米上院の外交委員会で、フルブライト委員長と次官ら国務省幹部がやり合うのですが、国務省は「朝毎両紙には共産主義者がたくさんいる。朝日には200人いる」などと言い放ち、国内でも大騒ぎになった。
高校の政治経済の授業でも、先生が取り上げた。 
のちに社長となる毎日の田中香苗編集局長が「侮辱だ」と猛烈に反論し、朝日もたしか社説で「遺憾だ」と書いていたと思います。 
そのことが関係したのかどうか、私らの代の入社時の願書には「支持政党」を書く欄があった。
1970年の試験ですが、仲間内では「共産党公明党はぺケ。自民党は論外。民社党もきつい。支持政党なしもダメ。日本社会党と書くしかないんだ」
後略。