翌日にでも、写真を一枚でも掲載して贈れば良かったのだが、今、ここで贈る事にします。
2016年01月23日
去年の京都の紅葉も世界一の都市に相応しい素晴らしさだったのだが、最も美しい時期は例年よりも大分遅かった。
それが12月の初旬。例えば天龍寺で、これまでのベストと言っても良い写真を撮っていた時、或は、天龍寺の近所に在る甘味処の入り口の紅葉に惹かれて撮影していた時、連日、仙台の人たちに出会った。
天龍寺では、私の一眼レフのシャッター音を聞いて、女子高生の一団から「一眼レフで撮ったら最高だろうね」という声が上がった。すぐ隣にいた私は、「その通りだよ、観てごらん」と撮影していた写真を見せて上げた。感嘆の声が上がったので、どこから来たのかを聞いて、驚いた。何と仙台と言ったからである。えーっ、僕は仙台二高出身なんだよ、と言ったら、「うわー、頭が良いんですね…」との返答。
翌日、上記の甘味処を撮影していたら、仙台弁に違いない会話を交わしている、社会人の男性がいた。どこから来たのかを聞いてみたら、蔵王だという。へぇ―、蔵王に生まれて蔵王に育ったんですか、と聞いたら、いや、蔵王高校の教師です。天龍寺で出会った女生徒たちは三女高の生徒たちだった。
彼にも、彼女たちへと全く同様の事を言ったら、先生は、全く同じ返答をした。これには、同行していた友人もさすがに驚いたらしい。
楽しんで下さい、と別れる時に、先生は、私に向かって、宮城県の誇りです、と言ったのである。
私は友人に、きっと、私の論文を読んでくれている人だったんだよ、と言ったのである。私が文明のターンテーブルを書いている人だと直感したんだと思うよ。と
更に、連日、全く同じ返答があった事については、私の母校は、東大、京大のようなものだから、当然の反応だったんだと思うよ。と
宮城三女の人たちには、翌日にでも、写真を一枚でも掲載して贈れば良かったのだが、今、ここで贈る事にします。
笑門来福の精神で、元気で頑張って下さい。
以下の写真は出会った場所で撮影していた中の一枚です。