トランプは孤立主義者ではない…これら愛国者こそが、自由を守り、主権を維持し、民主主義を継続し、偉大さを実現できる。

以下は、有数の読書家である友人に薦められて購読している下記の本のp184からである。 
トランプは孤立主義者ではない 
アメリカファーストはアメリカの孤立主義を表明したスローガンではありません。
メディアは意図的に、あるいは単純に読解力に欠けているからか、トランプがアメリカファーストの後に必ず各国ファーストを付け加えていることを報道しません。
アメリカはアメリカファーストでやる、各国は各国ファーストでやりなさい」とのフレーズを伝えないのです。 
2019年9月の国連演説で、トランプ大統領は、平和を望むなら自らの国を愛せよ、賢明な指導者は常に自国民と自国の利益を第一に考えるものだと、各国ファーストを世界に向かって呼びかけました。この国連演説には、トランプの世界観が如実に表れています。世界の指導者が耳を傾けるべきは以下の指摘です。 

国家の善政は愛国者のみ実現可能である。歴史に根差した文化に育まれ、伝統的価値を大切にする愛国者が未来を築くことができる。
これら愛国者こそが、自由を守り、主権を維持し、民主主義を継続し、偉大さを実現できる。
各国が自国を愛することによって世界を良くすることができる。
だから、世界のリーダーがなすべきことは、祖国を建設し、文化を大切にし、歴史に敬意を払い、国民を宝とし、国を繁栄させ、道義性を高め、国民に敬意を払うことである。 

以上はトランプがアメリカに対して実践してきたことでもあります。
さらにトランプは、「未来はクローバリストの手中にはない。未来は愛国者にこそある。未来は独立主権国家にある。なぜなら、このような国家こそ自国民を守り、隣国を尊重し、各国の特性に基づく違いに敬意を払うことができるからである」と強調し、世界のクローバリストを真正面から論難しました。 
同時にトランプ流の世界平和構想を示しています。
愛国者に指導された独立主権国家なら、隣国と共存することが可能になるのです。
なぜなら、そのような自国を大切にする国家なら、他国が持つ歴史や伝統に培われた自国とは異なる特性を敵視したり警戒するのではなく、尊重することができるからなのです。
グローバリストが主導する国連などの集団安全保障体制による世界平和ではなく、独立主権国家が地球という屋根の下で共存する世界観を表明しています。
この世界観は、グローバリストが推進してきた国境意識を喪失させるポリティカル・コレクトネスを正面から否定するものでした。 
この演説でトランプ大統領は、アメリカが目指すゴールが世界の調和(ハーモニー)であることを強調しました。
独立主権国家が自国民を愛する統治を行えば、世界は調和すると訴えたのです。
現在の世界が調和できていないのは、グローバリズムを信奉する社会主義勢力たる独裁主義国家が存在するからということです。