チェコ出身のヘリチカは狂信的な白人優越主義者で、だから黄色い日本人を蛇蝎(だかつ)のように嫌った。

以下は、2022/9/1に出版された高山正之の著作「日本人よ!目醒めよう」副題は、プーチン習近平金正恩朝日新聞の嘘を見抜く、からである。
本論文も彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであることを証明している。

随分前に、世界中のプリマから大変な尊敬を受けているモナコ王立バレエ学校の老女性教授が来日した。
その時に彼女が芸術家の存在意義について語った言葉である。
『芸術家が大事な存在なのは、隠された、隠れた真実に光を当てて、それを表現する事が出来る唯一の存在だからです。』
彼女の言葉に異議を唱えるものはいないだろう。
高山正之は戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであるだけではなく、戦後の世界で唯一無二の芸術家と言っても全く過言ではない。
一方、大江…彼については、故人を悪くは言いたくないが(下記の高山正之に倣って言えば)村上等、作家と称する人間達、自分達を芸術家だと思いこんでいる人間達の多くは、芸術家の名にも値しない存在なのである。
何故なら、彼らは、隠された、隠れた真実に光を当てて、それを表現する、どころか、朝日新聞等が作り出した嘘を表現して来ただけの人間達だからである。
彼らの様な存在は、日本に限らず、世界中の国においても同様なはずである。
つまり、真の芸術家とは、極少数しか存在していないのである。
私が、今の世界で、最もノーベル文学賞に相応しいのは、高山正之を措いて他にはいない、と言及している事の正しさを、本論文も見事に証明している。
日本国民のみならず世界中の人達が必読。

占領憲法優生保護法もGHQの巧妙な陰謀だった
F・ルーズベルトは「日本を四つの島に閉じ込め衰亡させる」と
白人優越主義により抹殺され 
フランクリン・デラノ・ルーズべルト(FDR)は大統領に就任して間もなくスミソニアン博物館の人類学者アレス・ヘリチカと親交を持つようになった。 
チェコ出身のヘリチカは狂信的な白人優越主義者で、だから黄色い日本人を蛇蝎(だかつ)のように嫌った。 
FDRが1937年、日本、ドイツを非難するいわゆる隔離演説をすると、それに共感したヘリチカが即座に大統領に送った書簡がある。
「日本人は文明の虚飾こそつけているが、最近の素行は裏切りと蛮行に満ちる。彼らは島国の海賊だ」(クリストファー・ゾーン『米英にとっての太平洋戦争』)と口を極めて罵っている。 
さらに追いかけて「わが国民を奮起させ、いかなる障害があろうとも日本に対して武器を取らせよ」「ただ手をこまぬいているだけでは永遠の恥辱だ」と戦争を嗾(けしか)けている。
FDRが「なぜ日本人はあんなに凶暴なのか」と問うとヘリチカは「日本人の頭蓋骨は我々より2千年も発達が遅れているからだ」と答えている。
FDRには満足な回答らしく、それ以降、世界正義のつもりで日本を叩きのめすべく、戦争に引きずり込んでいく。 
ただFDRもフランク・ノックス海軍長官も「開戦したら3か月で日本を地球の地図から抹殺できる」と思い込んでいた。
しかし、実際は日本側にこてんぱんにやられてしまう。
米国は太平洋艦隊を失い、英国はプリンス・オブーウェールズを沈められ、インド洋にあった英豪蘭の連合国艦隊も潰されてしまった。 
なんとか体勢を立て直せた1943年、FDRは英公使ロナルド・キャンべルをハイドパークの私邸に呼んで、日本敗戦後のアジアについて所信を語った。 
大統領は「盛んにヘリチカの学説を振り回した」とキャンベルは本国へ書き送っている。 

戦後処理の3本目の柱が存在 
この中でFDRは「劣ったアジア人の改良のために(優秀な)アリアン系の欧米人とアジア人を混血させて、立派な文明を生み出していく」と語っている。
どう混血させるかは「16世紀のスペイン人」に倣う。
白人男がアジア女を犯していく。
白人女がアジア男に抱かれることは想定していない。 
しかし、勝手にアジア人の男女が交接すれば人種改善は進まない。
だから、アジア男は処分する。
殺処分にしたらスペイン人と同じになるが、そこは文明人のつもりのアメリカ人だ。 
FDRは「ヒットラーが用いた方法」を示唆した。
「それはいたって簡単で苦痛は全くない。狭い通路を通らせる。そこには電気装置があって20秒とどまっていれば、アジア男はもう子供ができなくなる」と大統領は語っている。 
ただ、日本人と西洋人の混血は「考えていない」といった。
「日本人は元の四つの島々に隔離して次第に衰えさせるというのが、FDRの考えのようだ」と、公使は報告書を結んでいる。 
マッカーサーの戦後処理は「(頭蓋骨の発達が2千年も遅れた)凶暴な日本人」を無力化する「戦力と交戦権を放棄」する憲法と、自虐史観が大きな柱だったが、実は3本目の柱があった。
それがFDRの遺言となった「日本を四つの島に閉じ込めて衰亡させる」だった。

優生保護法が成立し拡散され 
終戦間際、勝敗は決しているのに日本中の都市を焼き、原爆を投下し、子供まで機銃掃射していったのは「日本人を抹殺する」ための処置の一つだった。 
GHQは日本衰亡の近道にFDRのいう断種を考えたが、さすがに履行は難しかった。
次善の案が産児制限だった。
徹底して家族計画を進めさせ、その一方で「女を出産、育児から解放する」マルクーゼ辺りと同じ思想を普及させる。 
幸い、その思想にぴったりの女がいた。
昭和6年、日本産児調節連盟を立ち上げて「女を出産、育児から解放しセックスを楽しもう」と謳い、ヒトラーより早く「悪い種は社会の負担になるから断種せよ」と叫んでいた加藤シヅエだ。 
GHQは戦後初の衆院選にシヅエを立たせた。
「GHQの将軍に説得されて」(シヅエの自伝)当選が決まった。 
翌年の参院選松本治一郎野坂参三らがGHQの指名で当選した。
GHQが候補者も、当落も決めていた。
それで審議された一つがシヅエの主張する「中絶の自由と悪い種の断種」のための優生保護法案だった。 
今さらヒトラーの真似もないだろうと多くの議員は反対したが、GHQには逆らえなかった。
法案は成立した。 
優生保護法は十分に機能し、マルクーゼの「自由な性」も日教組によって教室で拡散された。
中学生が妊娠しても優生保護法で中絶すればよかった。 
一方、障害を持った子どもの将来を思う親もこの法にすがったという話はあちこちで仄聞(そくぶん)された。 
それから70年経って、朝日新聞優生保護法不妊を強制された人がいたと国の責任を追及し始めた。
馬鹿な立憲民主党も「被害者救済法案の前書きにお詫びを入れる」と張り切る。 

護憲のために真実も隠すのか 
そうやって国を責めるのもいいが、メディアも議員もなぜその不謹慎な法律の生い立ちを調べないのか。
調べれば発案者がGHQ公認の加藤シヅエだ、この邪悪な優生保護法を積極支持したのは社会党共産党で、朝日新問もGHQの意向を神の声として国民に伝えていたことが分かる。 
人は間違いを犯す。
素直にそれを認めればいいのに、なぜ無視するのか。
それは加藤シヅエらが審議し、成立させた法案にあのマッカーサー憲法があるからだ。 
護憲派は「たとえ押しつけ憲法でも国会で正しく審議した」といってきた。 
しかし議会にGHQの干渉で選ばれた人物が多数混じっていたとなれば、そんな主張も崩れてしまう。 
護憲のためには、真実を隠さねばならない。
みっともない連中だ。
(2018年11月号)

2023/10/16 in Kyoto