彼らの新党は、莫大な投票を得る事になる…彼らは、ありとあらゆる意味において、正しい人たちだからである。

彼らの新党は、莫大な投票を得る事になる…彼らは、ありとあらゆる意味において、正しい人たちだからである。
2023年07月12日
以下は6/26に発売された月刊誌Hanadaからである。
日本国民のみならず、世界中の人たちが必読。

2011年6月から本欄が読者は良くご存じの男によって執拗に検索妨害の犯罪を受けている事はご存じの通り。
5/30から6/14の早朝まで、Gooにおけるアクセス結果が本欄の本来の状態に近づいていた。
本欄の本来の状態とは、毎日、PV数約30,000件、訪問者数約3,000人というものだった。
上記の約2週間、毎日、PV数は20,000件弱、訪問者数は1,500人前後。
2010年7月から、多い時には100か国語で、連日、発信を続けている本欄は世界中で読まれている。
当然ながらアクセス表のグラフは見事な帯状になって、切れ目なく続いている。
その状態に、上記の約2週間は戻っていた。
おそらく、件の犯罪者が海外旅行等に行っていてアクセス結果と表を改ざんする犯罪が止まっていたのだろう。
6/14の早朝から、また開始された犯罪行為の酷さに、流石に、うんざりしていたのだが。
6/16、先ず、大谷が見事な2本のホームランを放ってチームを勝利に導いた。
私の、うんざりは、相当に晴れた。
大谷の活躍が日本人のみならず世界中の人たちの心をどれほど晴れやかにしているかを実感した。
そして夕刻、私の、うんざりを霧散解消させるニュースが飛び込んできた。
岸田が衆議院解散、総選挙を断念した。
私は、快哉を叫んだ。
何故なら、これで百田尚樹氏と有本香さんは、余裕を持って新党を立ち上げられる事になったからである。
来るべき衆議院総選挙において、彼らの新党は、莫大な投票を得る事になる。
何故なら、彼らの行動は、戦後の日本で最大のエポックメイキングといっても過言ではないからである。
それに、彼らは、ありとあらゆる意味において、正しい人たちだからである。

百田尚樹×有本香「保守新党設立宣言」
百年に一度の悪法
百田 
2023年6月16日は「日本の終わりのはじまり」と後世の歴史家に記されるでしょう。
百年に一度の悪法、LGBT理解増進法(以下、LGBT法案)が参議院で可決・成立しました。
日本を根底から破壊するこの天下の悪法を強引に押し通す自民党の姿を見て、私は堪忍袋の緒が切れました。
もはや自民党に自浄能力はありません。
私は、真の保守新党を立ち上げることを決意しました。 
長い間、私は自民党を消極的ながら支持してきました。
それは、他に支持する政党がなかったからです。
ところが、昨年、安倍元総理が非業の死を遂げられて以降、自民党はまさに音を立てて崩れていきました。
実は、自民党はもともと保守政党などではなかったのです。
そのことが次々と露呈していきました。
有本 
私は月刊『Hanada』4月号のコラムで「安倍晋三なき日本はどこへ行くのか」と記したのですが、こういう方向だったのかと落胆と憤りを覚えています。
百田 
これまでは安倍晋三という稀有な政治家がいたからこそ、自民党の緩んでいる箍(たが)を締め上げることができていた。
しかし、安倍さんという大きな箍が外れ、リベラルという自民党の本性が剥き出しになりました。
安倍さんがやろうとしていたことをことごとく反故にし、安倍さんが守ろうとしてきたことをことごとく潰し、安倍さんがこれだけはやるべきではないと考えていたことまで、逆に推し進めようとしている。 
しかも、安倍さんを支え、慕ってきた「安倍派」「安倍シンパ」の人たちの多くが安倍さんを裏切り、平気で嘘をつき、日本を破壊する無茶苦茶なことを平然とやり始めている。
皆、安倍さんがいた頃は、「安倍さんのためなら火の中、水の中」といったポーズをとっていた。
そうしたこと全てが嘘でした。
おぞましいとしか言いようがありません。
有本 
党内の異論反論を封殺したLGBT法案の手続きに関して、私が聞いた範囲でも多くの議員が「こんなことは過去に例がない」と証言しています。
日本を取り巻く安全保障環境がより一層厳しさを増すなか、スパイ防止法やセキュリティクリアランスは「党内でも慎重論」「しっかり議論を」などとなんだかんだ言い訳をつけて置き去りにしておきながら、渦去に例のないやり方で強引に押し通したのが、日本に混乱と分断を招くこのLGBT法案です。
あまりにも酷い。
百田 
この法案は国民の同意はおろか、自民党内部の同意すら得られていないのです。
衆議院に法案を提出する以前、自民党の部会で反対が多数だったにもかかわらず、それを古屋圭司氏や新藤義孝氏、稲田朋美氏ら執行部が強引に押し通した。
彼らは万死に値します。
有本 
一貫して「俺たちは政治のプロなんだ、素人は黙っていろ」と言わんばかりの傲慢な姿勢で、党内の反対、慎重論さえも封じて無理やり国会に持っていった。
ところが、国民から総ツッコミを浴びて、わずか1日たらずで日本維新の会と国民民主党の修正案に完全に抱きついた。
大与党として恥すべきことです。
百田 
しかも、古屋圭司氏などはあるネット番組で「この法案は8年も前から議論を続けてきたものなんだ」などと誇らしげに語っていました。
8年もかけて作ったとしたらさぞ完璧な法案だと思うのが普通ですが、批判された途端、野党案に「そっちのほうがええですわ。それに乗りますわ」と。
呆れます。
有本
「これは安倍さんも賛成していた。自民党の選挙公約にも載っているんだ」と賛成派は言いますが、騙されてはなりません。
たしかに、2016年に自民党で「性的指向性自認に関する特命委員会」が作られました。
その当時、安倍さんは総理総裁ですから、もし安倍さんが「そんなのはいらない」と言えば作らない。
つまり、安倍さんも問題に取り組もうという意識を持っていたことは事実です。
選挙公約にも一例をあげれば、「性的指向性自認(LGBT)に関する広く正しい理解の増進を目的とした議員立法の速やかな制定を実現する」(2019年参院選公約)と書かれています。
 ただ、数多くある選挙公約のうちの一つに過ぎず、安倍さんも「理解増進を広く国民に呼びかける」ぐらいの議員立法には賛成だったんです。
ですから、2016年に自民を含む超党派の「LGBTに関する課題を考える議員連盟」が法案をまとめたけれど、5年間は棚上げ状態だった。
百田 
法案を精査した安倍さんは当時から、「これが通ったら教育現場に大変な混乱が起きる。皇統にも悪影響を与える」と危惧していたと証言する人たちが大勢います。
有本 
そうですね。ところが、安倍さんが総理を退任された1年後、自民党のなかで、東京オリンピックパラリンピックを前に「五輪開催国としてこれをやらないと世界に対して恥ずかしい」と法案提出の機運が急激に高まりました。 
超党派議員連盟でLGBT法案が修正合意されたのですが、LGBT特命委員会委員長を務めていた稲田氏が立憲ら野党の主張を取り入れた。
「性同一性」を「性自認」に書き換え、「差別は許されない」と書かれた案をほぼ丸呑みして自民党に持って帰ってきたわけです。
稲田氏に言わせれば、「古屋氏も新藤氏も支持していた」ということなのですが。
野党案丸呑み状態ですから、自民党の総務会では怒号が飛び交うほど紛糾。
もちろん安倍さんも大反対だった。 
で、結局、総務会でこれを潰しました。
ちょうど5月下旬でしたが、たまたま別件で安倍事務所に伺ったら、私か席に座ると同時に、安倍さんが「稲田朋美がね、ここに来て泣いて自分をなじったんだよ」と興奮気味に話し始めたんです。
「なんの件ですか」と訊くと、「LGBTだ」と。 
この会話の内容は『Hanada』4月号に詳述しましたから繰り返しませんが、終始その話で、本来の案件をほとんど話せないままでした。
そして部屋をあとにする時、私と入れ替わりに入ってこられたのが高島修一議員でした。
高島議員もまた安倍さんからその日、同じ話を聞かされたと証言しています。 
つまり、安倍さんも「性自認」と「差別はダメ」という文言がセットで出てきた時、この法案に対して明確に反対を唱えたんです。
百田 
その安倍さんが、さも今回の法案にも賛成していたかのように自民党の推進派の連中は言っている。
非常に詐欺的でとんでもない嘘です。
自民党はこのLGBT法案の問題点を隠していますし、多くの国民が気づいていないんです。
「え? 差別をなくす法案でしょ。いいんじゃない」と、圧倒的大多数の国民がこの程度の認識なんです。
これがものすごく恐ろしい。 
法案には、意味が不明だったり定義が曖昧な文章や文言が非常に多い。
たとえば、性自認の表現を与党案の「性同一性」から「ジェンダーアイデンティティ」に変更したのが法案の肝とされていますが、この「ジェンダーアイデンティティ」の意味が全くわからない。
いったいどのように訳すべきなのか、定義は決められているのか、国民の多くがこの言葉の意味を理解できているとは到底思えません。
そんな言葉が肝の部分で使われているのです。
有本 
自民党議員は、この言葉を説明してくださいと問われたらどう答えるのか。
「海外でもこれが使われています」という程度で、おそらく説明できる政治家はいないでしょう。
この稿続く。