2023年8月9日
2016/11/3に発信した章である。
再発信する。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読。
月刊誌「正論」の巻頭には、もう一人の私と言っても全く過言ではない、戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである高山正之が「折節の記」と題して書いている連載コラムがある。
毎回、彼は私の彼に対する評が全く正しい事を証明している。
以下は、その抜粋である。
この論文と前章で紹介したイリナ・ボコバと同じブルガリア人のジャーナリスト、ミロスラフ・マリノフ氏の論文の書き出しを読んだあなたは、直ちに書店に向かって「正論」12月号(780円)を購読しなければならないと思うだろう。
前文略
日本人はきちんとけりをつける。
だからけりをつけない「有耶無耶」を日本人は好まない。
この言葉は支那生まれで、いかにも支那人らしい心象風景が見える。
ところがどうした加減か、この有耶無耶が昨今、やたら日本人社会に流行ってきた。
日本人が支那人化したせいとも思われるが、その一例が支那人に一番近い蓮舫の国籍問題だ。
蓮舫は台湾籍を持つ。
だから蓮舫は台湾のパスポートをつい先日、除籍申請するまで持っていたことになる。
ということは、それしかなかった時代にはテレサ・テンのようにまず台湾パスポートで香港にわたり、インドネシアとかの偽パスポートを買って国外に出ていたことも想定される。
17歳で日本国籍を取ったときも、台湾籍を消さなかった。
その理由は蓮舫が語ったように「支那生まれの父」の生き方に倣ったのだろう。
一家はバナナ利権で食ってきた。
我々が思う純朴な台湾の人というより、むしろ華僑に近い。
だから日本国籍だけで生きていくつもりはなかったのだろう。
華僑の僑の字は根無し草を意味する。
*この個所を再読した私に以下の「超越」が訪れた。
だから、中国とダボス会議=キッシンジャー=クラウス・シュワブだったんだな、と。*
シンガポール帝国を作ったリークアンユー(李光耀)は仏印ベンハイに、次に英領マレーに、最後にシンガポールに流れていったようにどこにでも流れていく習性を持つ。
だから国籍問題が表に出るまで台湾籍を捨てなかった。
彼女は日本人だという。
宮家邦彦がどこかで書いたように今、問題なのは手続きのミスとかの法令違反とかではなく蓮舫が「一体どの国に忠誠であるか」なのだ。
彼女は日本人だと言いながら、その振る舞いに日本人らしさはかけらもない。
岡田克也を「つまらない男」と公然言い放ち、「結婚したくない男」と罵倒する。
その口吻に謙虚さの一片も持たないし、持とうという意気込みも感じられない。
むしろ「父の生まれた支那」にあこがれを隠さない。
生まれた子に支那の名をつける。
ある雑誌では「少しはましな日本にしたい」と語る。
岡田だけでなく日本まで馬鹿にしている。
蓮舫の北京大学留学も気になる。
この大学に台湾籍を持ったまま、彼女は留学した。
北京大といえば思い出すのが「百人斬り」の嘘を書いた毎日新聞の浅海一男だ。
戦後、浅海の嘘記事のために野田少尉、向井少尉が雨花台で処刑された。
廖承志は「百人斬り」を「残虐日本」の嘘の中で「唯一の日本製」として重視した。
だから浅海が転んで真実を語るのを恐れ、浅海一家を北京に移住させた。
このときに彼の娘を入れたのが北京大学だった。
支那に媚び続けた朝日新聞の船橋洋一をこの大学の教授に迎える話もあった。
支那の対日工作の大学部門はずっとここが使われてきた。
台湾籍を持った蓮舫がすんなり夫婦で入れたのもうなずける。
そんな怪しげな人物が首相の座に近づいたというのに、産経新聞を除けばどこも書かない。
有耶無耶にしている。
旧民主党がらみで言えば菅直人は外国人から金を貰って国政をほしいままにした。
その中にはその外国に利便を図る施策もあった。
朝鮮王室儀軌の寄贈もそのひとつだ。
角栄より明白な首相の犯罪も3.11の騒動に紛れ、以後けりもつけずに有耶無耶にしている。
そして甘利明事件だ。
甘利大臣はTPP交渉で煮え切らないフロマン米代表を怒鳴りつけた。
ニュージーランド代表が面子にこだわるのも叱責した。
日本にこんな辣腕外交ができる人材がいたのかと感心したものだ。
その辣腕が足をすくわれた。
千葉に甘利後援会を立ち上げると言って接近した男がいた。
狙いは住宅公団との交渉に「甘利」の名を出していかがわしい金銭取引を成立させるためだった。
金は取った。
この男は文春に夕レこみ、さんざ利用した甘利に泥をかけた。
結果は不起訴。
しかし辣腕・甘利はこんな屑のために大きなダメージを食らった。
検察はこの男を立件しないで有耶無耶に終わらせた。
日本人はこの男と文春を挙げて正しく裁くケリを待っているのに。
後略。