マスメディア(特にTV6局)こそ、私たちの国を駄目にしている張本人。

2010年7月21日に発信した章である。
特に、もはや、もう勘弁してよと思うほどに酷いTVについてです。
今、日本第二の大都会である(しかも世界有数の大都会でもある)大阪に於いて、許し難い暴挙が為されている。
正に反民主主義そのものである、名士達に依る旦那衆政治の見本の様な事が、数名の関係者と、それをはしゃぎ立てる一部民放に依って為されている。
これほどの暴挙が為されている時に、何故か18年前の大合唱を上げないマスコミ。
東京一極集中を正しいと思うマスコミがあるのなら、そう言明すれば良い。
失われた20年に反比例して甚だしくなった東京一極集中。
彼らは、この事には一言も言えないでしょう。
何故なら東京一極集中を、これほど極端化させたのは、特にTV各局なのですから。
全てのTV局(地方のTV局なぞは、もはや何物でもなく、只の下請けで、彼らが、今、犯している罪を覆い隠すための形作りに過ぎないのですから。
私たちは全国から発信しています、という欺瞞の為の形作り。
これも実に許し難い事ですが。
東京に集中して、同じニュースを放映する。
同じタレントを使い回して、同じ番組を作り続け、流し続ける貴方達は、
 百家争鳴が、その根本である民主主義を殺している。
貴方達は、今、日本で最も罪深い存在です。
ここ数年の呆れかえるほどの首相交代劇。
勿論、当人たちの資質の問題もあるでしょうが。
毎日、毎日の話題作りが使命であるかのようにして、TV6局で同じ話題を集中豪雨的に取り扱い、小さな話も大ニュースにしてしまうTVにも大きな責任があるはず。
TVが商業主義に走った時の最悪の見本を貴方たちは実証しているのです。
国の代表者であるはずの首相や総理大臣が、ころころ変わるのも民主主義と言えば言えるだろうが、ちょっと 度が過ぎるのではないか。
特に対外的に、とは、今や誰もが思い始めたようですが。
首相が何か一つ失言した或いは発言がブレたと言ってはTV6局が一緒に成って集中豪雨的に責めまくる。
それで形成されたものが世論なのではありませんか?
この間、休日に知人が中之島公会堂であった講演会に行った感想を話し出した。
「今、サムソン一社の営業利益が、日本を代表するソニーパナソニック東芝、日立、シャープ等の電機大手9社の合計営業利益を、2,000億円以上上回っていると言う周知の事実の秘密は、サムソンの人材採用が、TOFELかTOEICかが900点以上の人間を中核に採用し徹底した戦力教育を成す所に在る。日本企業はサムソンを見習うべきだ」というのが講演者の大学教授の趣旨だった。
僕は知人に言ったのでした。
「900点以上を叩きだせる能力を持った人間なんか今の日本には無数に居るよ。問題は、そんな事じゃない。この25年、事ある毎に、こちらは円高、韓国は異常な程のウォン安。それを繰り返している内に、価格競争力に圧倒的な差が付いて、こんな事に成っている、それだけの事だよ。そういう本質を知らず現象ばかりを見て、余所に学ぶべきだ等と言う、それが日本の大学教授の愚かな所」
知人は大いにムクれていましたが。
今日、7月20日発売の週刊朝日「日本人技術者ヘッドハンティング戦争」(サムソン大躍進を支えた)という記事を読んで、僕は何とも表現のしようが無い、怒りの様なものを感じました。
血と汗と涙を流して日々の研究や生産活動に携わっている訳ではないジャーナリズムは、それゆえにこそ、彼らに負けぬ猛勉強を積み、論文や提言を書き続ける…問題は無限にあるはずです…位の事をしたうえで、批判や批評をすべきなのに、そんな事は実質的に皆無でしょう。
失敗したら全財産を失う事も多々の、本来の経済活動には付き纏うリスクも全く無く、
正に、この世で最も楽をして年収1,000万円以上が約束された生活をしている、殆ど全てのTV局や新聞社の社員たち。
TVに至っては、自ら、問題点を掘り下げ、とことん現地取材や全ての資料を研鑽して問題点を解明する等と言う事は殆どゼロ。
現地取材や特集番組等は下請けに丸投げで、その現場担当の給料などは女工哀史に近いはず。
りゅうとした背広を着て髪形を整え、全局全く一緒の内容の、一々の事にまで、もっともらしい顔をしてコメントを入れて年収億円単位。
そんなジャーナリズムが、上場企業社長の(前述した僕のシンガポールの親しい社長の家に比べれば)屁の様な家を豪邸と称して2ぺージも費やし写真を掲載して揶揄する。
ねたみ、そねみを煽る。
例えば、先週号の週刊朝日に、これらの写真を掲載した担当記者よ。
精神的にも、日常のストレスの無さに於いても、貴方たちは、どんな金持ちよりも幸せで、多分、長生きが出来る事を知るべきです。
若し貴方達が社長と社員の給料の差が、こんなに有るのはおかしい。
会社を支える残りの90%の住まいに比べたら差が有り過ぎるじゃないか、という思いが有るのなら、
格差社会は間違いだと…
だが、それも又、貴方達に大きな責任が有るのだ。
壊す必要のなかった日本の美的特質を壊し、欧州の階級社会、米国の天文学的な貧富の差の社会にした者達に加担したのは、
貴方達だったのですから。
幼稚園児の様なレトリックを振りかざした事を批判もせず、
精神年齢13歳のTVマスコミに依って生み出された低能おばさん達が「純様…」等とはしゃいだりしたのを増長させたのは、
貴方達以外の誰でもないのだから。
市場は正しい所か、唯一正しいのは市場だなどと市場原理主義を振りかざした二流の知性達で周りを固めた男が、圧倒的な国民的支持とやらを得る様な方向に持っていったのは、貴方方以外の誰だったのか?
これも又、貴方方の意見なぞは、20世紀型市場関係者に勝るとも劣らない大ブレの連発なのだという実証例です。
貴方達が、どれほど、この国を駄目にしたかを知ろうともせず、この様な事を繰り返しているから、
国民の知らない所で、日本の優秀な社員や技術者は、どんどん、サムソンや、これからは中国の企業にも引き抜かれてゆく事になるのです。
正に、貴方達こそ最も罪深い亡国の民。
己の安穏の中で、
とんでもない程に、民主主義の代弁者、守護神の様な顔をして、
その反対の中央集権国家を作って来たのは貴方達ですよ。
首相=総理大臣の資質が悪すぎるというのなら、三日三晩、寝ずに考える、生涯を掛けて思索、提言し選抜の仕方等の仕組みを変えるべきだろう。
99%の国民と違い、富を生み出す為の労働ではない貴方達は、
1日中、1年間、考え続ける事が仕事なのだから。
政治家だって人生を掛けた職業なのだ。
裁判にすら出来なかった程度の情報、資料で、悪人だと決めつけ、これほどに執拗に責めたりする事が、国を誤らせているとは思わないのか?
全てが100%等と言う人間が何処にも居ないのは無論。
民主党の内部問題に過ぎない事で、小沢が管の呼びかけに、まだ応じていないからと言って、小笠原に休日の釣りに行った人間に、何にも分って居ない様な若い女性社員が「今、小沢一郎がでて来ました…」
等と、金切り声を上げて追いかける事がジャーナリズムだろうか?
貴方達は一度、全員、3日間、何も言わず、貴方達が20年前に為した事、それから以降の、この20年、
貴方達が何をして来たのかを検証してみるべきだ。国民には「私たちは、今、自らを検証、自省しています」とテロップを流して。
TV6局は言うに及ばず多数のジャーナリズム関係者が加わっての、あれだけの集中豪雨的な責められ方をしたなら、貴方たちなら半日も持たないだろう。「一体、貴方たちは何者なのだ?」
国の首相を、首相とも思わず、ならば誰の国だと思っているんだ、と僕の心が呟いた時、僕の心は、ぞっとしたのです。
この人たちは民主主義の代弁者の様な顔をしているが、60年前の過ちから何にも抜け出ていない人達なのではないか、と。
同様に、短命だった人たちも実はそうだったのでしょう。
若し貴方達が今の現状を自ら改めようとしないのなら、日本は本当に没落する危険性大です。
それを食い止める為の私案は有ります。
貴方達こそガラガラポンして、くじ引きで、日本の6箇所に分散すべきなのです。
株式会社ですから、不公平が無い様に、空売り禁止として、6社にプライスキーピングオペレーションを為す。
民間広告掲載企業にも協力をお願いして各社均等に広告掲載をしてもらう事。日本が大人の民主主義国家に成る為の協力ですから。
各社は北海道~九州の6個所から、各社独自の番組を流す。
各社が独自に掘り下げたテーマ番組を最低30分は入れること等として、日々の事は事実だけを簡潔に流す。
一々の事に偽善的なコメントなどは無用にして。
各社の勝負は知性そのもの。
本来、そうであるべきでは有りませんか?
これは夢想論ではないはずです。
其処から全国に向けて発信する大TV局が在るだけで、6つの地方は大いに活性化するはずだと僕は思う。
地方分権と言ったって、TV、新聞各社が分散していなければ、只の絵に描いた餅です。